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JASの特定建材とは?押さえておきたい種類と特徴

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JASの特定建材とは?押さえておきたい種類と特徴

不動産取引の初心者

「JASの特定建材」って、どんな用語ですか?

不動産の研究家

JASの特定建材とは、建築基準法で特定建材として指定されているうち、日本農林規格(JAS)による木質建材のことを指すよ。

不動産取引の初心者

なるほど、木質建材のことなんですね。

不動産の研究家

主なものとして、合板や複合フローリング、集成材などがあるよ。これらはシックハウス対策に使われているんだ。

JASの特定建材とは。

建築関連用語「JAS認定建築用木材」とは、建築基準法で定められたシックハウス対策のための「特定建築用木材」のうち、日本農林規格(JAS)による木質建材を指します。具体的には以下の7種類が該当します。

1. 合板:薄く切った木材の薄い板(単板)を接着剤で重ね合わせたもの(プライウッドとも呼ばれる)
2. 複合フローリング:縦につないだ1枚フローリングなど、単一層フローリングを除く
3. 構造用パネル:芯材の両面に単板を貼ったパネルで、床、壁、天井などの構造部に使用される
4. 集成材:薄い木片(単板)を木目の向きを揃えて張り合わせ、接着した木材
5. 単板積層材:単板を木目の向きを揃えて重ね合わせたもので(LVLとも呼ばれる)、主に柱や梁などの軸組みに使用される
6. MDF:木材繊維を圧縮して成形した繊維板の一種で(中質繊維板とも呼ばれる)
7. パーティクルボード:木材の破片や削りカスを熱処理して形成した板(チップボードとも呼ばれる)

JASの特定建材とは?

JASの特定建材とは?

JASの特定建材とは、日本農林規格(JAS)によって定められた、品質や性能が保証された特定の建材を指します。JIS(日本産業規格)に基づいて製造・加工されており、公共建築物や民間の大規模建築物に使用することを想定しています。JASの特定建材は、建築物の安全性を確保し、耐久性や耐震性を向上させる役割を担っています。

JASの特定建材の種類

JASの特定建材の種類

JASの特定建材には、多種多様な種類があります。住宅の構造を支えるものから、内装や外装の仕上げ材に至るまで、さまざまな部位に使用されています。代表的な種類としては、住宅の骨組みとなる構造用合板や、床の下に敷設される構造用パネルがあります。また、耐火性に優れた石膏ボードや、断熱や遮音に用いられる断熱材も含まれます。さらに、外壁材として使われるサイディングや、屋根を覆うスレートなども特定建材に分類されています。これらの特定建材は、安全かつ快適な住環境を確保するために、品質や性能が厳しく管理されています。

合板の特徴

合板の特徴

合板の特徴

合板は、薄くスライスした単板を数枚組み合わせて接着剤で貼り合わせたものです。薄くても強度が高く、耐湿性や耐火性にも優れています。また、加工性が高いので、さまざまな用途に使用できます。住宅の構造材や家具・内装材など、幅広い分野で活用されています。

複合フローリングの特徴

複合フローリングの特徴

-複合フローリングの特徴-

複合フローリングは、天然木や石などの素材の薄い化粧板を、合板やMDF(中密度繊維板)などの基材に張り合わせた建材です。従来の無垢フローリングに比べて、安価で施工が容易な点が特徴です。

また、複合フローリングは、表面に樹脂コーティングが施されているため、耐水性や耐傷性に優れ、メンテナンスコストを抑えることができます。さらに、天然木フローリングと同様にナチュラルな風合いが楽しめるため、さまざまなインテリアスタイルにマッチします。

ただし、複合フローリングには無垢フローリングに比べて耐久性が劣り、傷などが付くと補修が難しいという欠点もあります。そのため、使用場所や予算に合わせて、適切な床材を選択することが大切です。

集成材の特徴

集成材の特徴

集成材の特徴

集成材とは、複数の短い木材を接着剤で接合して作られた木材です。強度、耐久性、寸法安定性に優れています。繊維方向が均一に整えられており、曲がりや歪みに強いのが特徴です。また、節や傷が少ないため、見た目が美しく、塗装や仕上げ材のノリも良好です。使用する木材の種類によって、強度に差が出ます。例えば、ヒノキやスギなどの柔らかい木材を使用した集成材は軽量で断熱性に優れていますが、広葉樹を使用した集成材は強度が高くなります。用途としては、構造材や家具、楽器など幅広く用いられています。

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