マンションの「壁心」とは？専有面積の測り方の違い

2024-03-24

マンションの「壁心」とは？専有面積の測り方の違い

不動産取引の初心者

「壁心」ってどういう意味ですか？

不動産の研究家

壁の中心線で囲まれた面積のことだよ。

不動産取引の初心者

壁の厚みは関係ないんですか？

不動産の研究家

関係ないんだ。でも、実際に使える面積は「内法」の方が小さくなるよ。

壁心とは。

マンションの間取り表示で用いられる「壁心」とは、壁の中心線で囲まれた面積を床面積とする測定方法です。これに対して、壁の内側部分の面積のみを床面積とするのが「内法」です。

建築基準法の規定に従って、壁心計算による床面積が、新築マンションの広告やパンフレットでは表示されることが一般的です。

壁心とは何か？

マンションの「壁心」とは、マンションの部屋が占有する専有面積を測る際に使われる基準です。部屋の内側ではなく、外側の壁の中心から測るのが特徴です。これにより、内壁の厚みを含めた面積が専有面積として計算されることになります。壁心方式は、お部屋の広さをより正確に表すことができ、各部屋の専有面積がより公正に分配されることを目的として採用されています。

壁芯との違い

マンションの「壁芯」とは、専有面積の計算に使用される基準点の1つです。建物の外壁と内壁の中心点を結んだ仮想の線を指します。一方、「壁厚」は、物理的な壁自体の厚さのことで、専有面積の計算には使用されません。

壁芯と壁厚の違いは、専有面積の計算結果に影響を与えます。壁芯を採用すると、一般的に壁厚分だけ専有面積が広くなります。これは、専有面積が内壁から内壁までで計算されるためです。一方、壁厚を基準にすると、壁自体の厚みが専有面積から差し引かれるため、専有面積が小さくなります。

内法との違い

一般的に、マンションの広さは「専有面積」という単位で表されます。この専有面積の測り方には、「内法」と「壁心」の2つの方法があります。

「内法」とは、壁の内側の面積を測定する方法です。一方、「壁心」とは、壁の中心線の面積を測定する方法です。一般的に、専有面積の表示に使用されるのは「壁心」です。これは、壁を含めた共用部分の面積を専有者の所有面積として算入するためです。

建築基準法での規定

建築基準法では、マンションの専有面積を測る方法について定められています。専有面積とは、マンションの所有者が私的に利用できる部分の面積のことです。建築基準法では、専有面積を測る際には、外壁から15cm以内にある壁の中心を基準にして、壁の中心線をたどって面積を算出することと規定されています。これにより、外壁や共用部分に接する部分まで専有面積に算入できることになります。